公認会計士のデメリット
前のまとめ記事でも書きましたが、当たり前ですが、公認会計士になってデメリットらしいデメリットはありません(笑)
下記の大きなデメリット以外でいうと、些細な犯罪でも新聞に名前が載るぐらいですかね…例えば、痴漢・喧嘩・万引きでも新聞に載ります。とはいえ、ほとんどの人はその手の犯罪をしないので問題は無いと思います。ちなみに私もやりません(笑)
ですから、デメリットといっても、主に他の資格との比較みたいになります。
よく監査法人は残業が多いとかも言われますが、きちんと残業代は支払われますし、近年では一定時間になると監査法人のサーバーへ接続できなくなることも多いため、残業が全くできないようになりつつあります。また、パソコンの電源を切るとハードディスクの内容が全部削除されることから、本当に残業ができないようになりつつあります。もちろん、抜け穴はありますが残業はつかないのでやる意味はありません(笑)。残念なのは、残業手当を当てにして生きている人にはいきなり給料が下がるという地獄がありますw
では、3点ほど。
他の難関資格より給与の上限が低い
もちろん、自分で監査法人を経営したり、ベンチャーでストックオプションをもらったり、税務で独立したら大当たりしたりはありますが、これは公認会計士全員に共通しないので除外します。
私があちこちで聞いた話を総合した勝手な予想ですが、監査法人における普通のパートナーで1300万前後~3000万程度ではないでしょうか。法人によって上限は異なると思いますし、代表となると1億ぐらいもらっているケースもあると聞いたことはあります(伝聞w)
大手弁護士法人勤務だと10年で3000万到達という記事を見たことがあります(伝聞w)が、そもそも入れる人が7人に1人なので、司法試験の特徴ではありますが、超難関大学卒業で予備試験合格組など超絶優秀な人のみ貰える給料です。
それでも医師や弁護士より上限は低いと思われます。
給料の下限が非常に高く、いろんな職業に転職できて、非常勤として高収入が得られる可能性が高い代わりに上限は低いイメージです。
公認会計士試験は難易度が高い
他の難関試験より合格率が非常に低いこともデメリットの一つです。
最近では、司法試験の25%や医師国家試験の90%前後と比較すると、公認会計士試験は約10%であり、短答(一次試験)→論文(二次試験)に一発合格する確率になると、短答10%×論文30%=3%という難関です。(司法試験は25%)
また公認会計士試験には、計算科目と法律科目と選択科目の3種類があり、どれかに能力が偏っている人には非常に難しい試験になります。もちろん、上手く対応すれば大丈夫ですが、似たような勉強の仕方で全教科に対応するのは不可能です。
こちらの方は司法試験と公認会計士試験の両方に合格されているのですが、彼によると「司法試験より公認会計士試験の方が難しい」と言われています。(彼の主観です)。個人的には、逆に計算は気合でやり込めば点数を取れるので、法律が苦手な人でもカバーできるメリットがあるとは思いますが、これも私の主観です。
ただ・・・公認会計士試験しか知らない私なんかの意見よりは、はるかに価値がある情報なので貼りました。
ちなみに司法試験の予備試験は、司法試験を受験する時に大学院へ行くことを免除される試験で、強烈に難しいそうです。もちろん、司法試験を受験する際に必須ではありません。そもそも、ロースクール(法科大学院)は無料の場合が多いので、ロースクールに行きながら予備試験を受けることが多いので、予備試験の難易度は意識する必要はないと思います。
独立よりサラリーマン志向の資格である
これ、意外に感じる人が多いかも。
公認会計士って常にリスクと向き合うんですよね。
企業のリスク、開示上のリスク、公認会計士協会にお仕置きされるリスク(笑)…
そのせいですごくリスクに敏感で保守的な人が多いイメージがあります。
それと、監査って大企業しか受けないので、独立して監査ができるかっていうと、まずほとんどの公認会計士は独立して監査をできません。監査ができても日当5万円の非常勤として他の監査法人のお手伝いが多いです。
すると、無試験で税理士登録して税務をやることになるんですが、監査法人はざっくりした感じで進めるので、その細かさについていけなかったり、そもそも監査と税務は全く違うので覚えるのに時間がかかったりします。
そもそも、公認会計士の非常勤なら日当5万円貰えるのに、月額1万円の税務の仕事を大量に取るメリットがないと感じているのかもしれません。
まぁ主な理由は、年収1000万近くある現状を変えて、リスクを取りに行くことに躊躇しているって言うのが一番だと勝手に思っています(笑)
Conclusion
つまり、デメリットはないです。
あ、東京以外では、弁護士や医師と比較してネームバリューが低いっていうのはあるかも。
でも、税理士に無試験で登録できますし、地方の人でも税理士は知っているので、その点を伝えたらどういう資格かは理解して貰えるのではないでしょうか。
多くのメリットがあるのだから難しいのは当たり前。でも、偏差値30~40の高校を卒業しただけの人でも合格する人はたくさんいます。
ただ、毎日8~10時間の勉強を2~4年続ける覚悟があるかですよね。4年の間、この時間数をやり続けて落ちた人を俺は知りません。
合格率100%
年間3000時間を4年w
短い人は1~2年。
どうだ!
-
前の記事
公認会計士のメリット 2019.02.01
-
次の記事
40歳で公認会計士になる理由 2021.03.14